「日本沈没」ガッツ石松 杏との共演に喜び「OK牧場!」TBS連ドラ18年ぶり出演“救世主”の漁師役

[ 2021年11月14日 12:00 ]

日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」第5話に漁師役でゲスト出演するガッツ石松(C)TBS
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 ボクシング元世界王者のガッツ石松(72)が14日放送のTBS日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」(日曜後9・00)第5話にゲスト出演することが発表された。女優の杏(35)演じる週刊誌記者の前に現れる漁師役。数々のドラマ出演を誇るが、TBS連続ドラマへの出演は2003年4月期の金曜ドラマ「ブラックジャックによろしく」以来、実に18年ぶり。杏との共演に「杏ちゃんと共演だゾ!うれしいネ。OK牧場!!」と自身の代表的なギャグを交えて喜んだ。

 俳優の小栗旬(38)が2010年10月期「獣医ドリトル」以来11年ぶりに同局の看板枠・日曜劇場に主演。1973年に刊行された小松左京による不朽の同名名作SF小説を原作に、当時も扱われた題材「環境問題」を2021年バージョンとして鮮明に描く。原作に大きくアレンジを加え、舞台は2023年の東京。国家の危機に瀕してなお、一筋の希望の光を見いだそうとひた走る究極の人間ドラマがオリジナルのキャラクター&ストーリーとして展開される。

 第5話は、主人公・天海啓示(小栗)の元妻・香織(比嘉愛未)と娘・茜(宝辺花帆美)、椎名実梨(杏)の母・和子(宮崎美子)らが乗った九州行きの避難バスが関東沈没によるトンネル崩落事故に巻き込まれたという情報が入る。椎名はトンネル崩落事故現場に向かうが、陸路を絶たれ、海路の可能性を探る。漁港を彷徨っている椎名の前に現れたのが、ガッツ演じる漁師だった。

 ガッツは1974年、アジア人初のWBC世界ライト級チャンピオンに輝き、5度の防衛を果たした元プロボクサー。ボクシングで強くなる目的は、実は有名になって映画に出たいからだったという。78年の引退後はタレント、俳優としても活躍。NHK連続テレビ小説「おしん」「はね駒」や大河ドラマ「おんな太閤記」「春日局」、フジテレビ“月9”「ガリレオ」、映画「ブラック・レイン」など数々の作品への出演経験を誇り、バラエティー番組におけるキャラクターとは異なる渋い演技に定評がある。

 ガッツは「杏ちゃんと共演だゾ!うれしいネ。OK牧場!!」と喜びのコメント。「OK牧場」はガッツの代表的なギャグ。以前から本人がクイズ番組などで多用していたが、お笑いタレント・はなわ(45)の2枚目のシングル「伝説の男~ビバ・ガッツ~」(04年)のヒットなどにより、04年「新語・流行語大賞」の候補語にも選ばれた。

 同局の東仲恵吾プロデューサーは「第5話のガッツさんは救世主です。椎名が窮地に追い込まれた時に手助けをする救世主みたいな役割を担ってもらいました。力強いイメージがあるので、力強いガッツさんにお願いしました」と起用理由を説明。幾多の激戦を経験してきたガッツの存在感ある演技に期待が集まる。

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