橋下徹氏 子育て支援10万円給付の“一時性”に疑問符「来年、子供を生む人に入るか分からない。不公平」

[ 2021年11月14日 13:47 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が14日、コメンテーターを務めるフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演し、自民、公明両党間で合意した18歳以下への10万円相当の給付金についてあらためて異議を唱えた。

 給付には所得制限や年齢をめぐる不公平さが指摘されており、橋下氏も「愚策中の愚策」と徹底批判した。子育て支援か、困窮者救済か、はたまた経済対策なのか、狙いが明確に見えない給付については、田村憲久前厚労相が「子供たちに支給するという話と、生活困窮者の話とは別」と述べ、「本当のところ(子育て支援は)恒久的政策というのが一番いいのでしょうけど、コロナということで中でこういう形を取っている」と説明した。

 橋下氏も「子育て支援、ぜひやってもらいたいです。ですが、これは恒久的制度としてじっくり考えて制度設計してもらいたい」と、長期的視野に立った制度作りの必要性を訴えた。さらに、今回のような一時的な給付については「来年子供を産む人とか、給付金が入ってこないわけじゃないですか?困窮している人だったら、今ここに配るというのはしょうがないと思いますけど、子育て支援で来年、子供を生む人に入ってくるかどうか分からない。こんな不公平な使い方はあってはならない」と、一時的な支援で生まれる不公平さを指摘した。

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2021年11月14日のニュース