山口容疑者逮捕、TOKIOメンバー言葉失う…子会社受け入れ案、バンド再開も困難に

[ 2020年9月23日 06:00 ]

山口達也容疑者を乗せたとみられる車両が警視庁に入る(撮影・沢田 明徳)画像一部加工
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 人気グループ「TOKIO」の元メンバー山口達也容疑者(48)が22日、東京都練馬区内で酒を飲んだ状態でバイクを運転したとして道交法違反(酒気帯び運転)で警視庁に現行犯逮捕された。乗用車に衝突する事故も起こしていた。2018年、酒に酔った末に女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、ジャニーズ事務所に契約解除されてから2年半。またも飲酒絡みの事件を起こした。

 山口容疑者の逮捕を受け、TOKIOの4人もショックを受けている。周囲の知人によると、メンバーはニュースを聞いて言葉を失っていたという。

 グループは今年7月、ジャニーズ事務所の子会社となる「株式会社TOKIO」の設立と長瀬智也(41)の来年3月末での事務所退所を発表。その際に松岡昌宏(43)は山口容疑者について「くさいことを言わせてもらうと、TOKIOはデビューした5人。そこは変わらない」と熱い思いを強調。国分太一(46)も「山口とはずっとつながっている」と今も連絡を取り合っていることを明かした。松岡はパーソナリティーを務めるラジオ番組で、山口容疑者から「俺も頑張るから、皆も頑張ってほしい」とエールを送られたことも話し、長年培ってきた絆は健在だった。

 株式会社TOKIOについても、山口容疑者が関わる可能性についてメンバーは「絶対ないとは言えない」と発言。将来的な受け入れに向けた環境を整えているとの見方もあった。音楽活動についてもやめるつもりはないと明言。5人でバンドをやることを夢見ていたかもしれないが、これで実現は難しくなってしまった。

 ジャニーズ事務所は、契約を解除した後も金銭面や精神面のサポートを継続して行っていた。その中で舞い込んできた今回の一報。山口容疑者の再起を信じてきた人たちを失望させることになった。

 ▽女子高生へのわいせつ事件 被害者は、山口容疑者が司会を務めるテレビ番組で共演していた女子高校生。友人とともに山口容疑者宅を訪れていたが2人でその場から離れ、自ら警視庁に被害届を提出。山口容疑者は「酒を飲んでいて覚えていない」などとも供述したが大筋で容疑を認めた。事件後、示談が成立し被害届は取り下げられた。18年5月に起訴猶予。

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