球拾い―大リーグのこぼれ話伝えます―

新GMに代理人…メッツの仰天人事は「利益相反」?

 メッツは新GMに選手の代理人を迎えた。代理人とGMとは利害が衝突する。代理人を辞めての転身だが、微妙な“二刀流”、「利益相反」が疑われかねない。仰天人事を断行したのは、オーナーのフレッド・ウィルポン氏の息子で、首席運営担当重役ジェフ・ウィルポン氏(以下ジェフ重役)。数々の現場介入でチームを混乱させ、「メッツは好きだが、ジェフは最悪」とファンの非難を浴びる人物だ。

 新GMブロディ・バンワガネン氏は代理人歴17年、大手代理人事務所の野球部門トップ出身。デグロム、シンダーガードの両投手をはじめフレージャー三塁手、セスペデス外野手とメッツの主力を担当し、GM就任の数週間前には、「デグロムには長期契約を望む。それがダメならトレードしてもらう」と言っていた。記者たちは新GMに「利益相反にならないか」と質問した。すると、「それについては私が話す」とジェフ重役が割り込んだ。新GM候補は40人、それを12人に絞って面接し「チームを前進させるため、新しい視点で選んだ。利益相反については、大リーグ機構(MLB)、選手会と個別に話し“問題なし”とクリア済み」。

 「担当していた選手たちも転職を理解してくれた。他球団GMたちも歓迎してくれた」とバンワガネンGMは言うが、今週行われたGM会議に集まったGMや代理人たちの見方はクールだ。「彼はフェアな交渉をする代理人だった。ただしGMとして新しい信用づくりが必要」とGMたち。トップ代理人スコット・ボラス氏は「利益相反になると思う。選手の機密情報を持って交渉の相手側に移るのだから」。

 今オフのメッツ選手との契約交渉には新GMは関わらずジェフ重役が抱えるGM経験者3人が当たるとか。球団も利益相反を警戒しているのだ。新GMの契約は4年、来季プレーオフ進出に失敗すると、その任期も怪しくなる波乱含みの船出だ。 (野次馬)

[ 2018年11月11日 05:30 ]

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