「死の組」プールDで敵同士のアストロズ3選手が挑発合戦 勝てるのか?にアルテューベは即答「YES!」

[ 2023年3月7日 08:51 ]

アストロズのアルテューベ(AP)
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 アストロズは6日(日本時間7日)のカージナルス戦で、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する3選手が1番から3番を打ち、5回までプレーした後、荷物をまとめフロリダ州内にあるそれぞれの国のキャンプ地に移動した。ヒューストンクロニクル紙が報じている。

 ベネズエラ代表のホセ・アルテューベは「1番・二塁」で1打数0安打1三振1四球、ドミニカ代表のジェレミー・ペーニャは「2番・遊撃」で2打数0安打、プエルトリコ代表のマーティン・マルドナドは「3番・捕手」で2打数0安打2三振だった。試合から退いた後は、空っぽのクラブハウスでそれぞれに荷物をまとめた。

 地元記者が「ベネズエラは勝てるのか」とアルテューベに聞くと、「YES」と断言。それを横目で見ていたマルドナドがにやにや笑いながら、「勝つのはうちだ」と口を挟み、さらに若いペーニャもからかって、にぎやかに挑発合戦の火ぶたが切られた。3人の国は「死の組」と呼ばれるプールDに属し、2か国しか準々決勝に進めない。直接対決を控え、前哨戦の火花が散った。

 アルテューベのオープン戦の成績は14打数2安打でいまひとつ。しかし本人は「自分ではかなり仕上がってきていると感じている。合流後も数試合あるから、大丈夫」と話す。11日のWBC第1戦はドミニカ相手だ。ドミニカのペーニャはWBC初出場で、フアン・ソト、マニー・マチャドなど、まだ挨拶をしたことがない他の代表選手が少なくないという。「米国と違ってドミニカには野球しかない。オフもみんなの関心は野球のウインターボール。子供はみんなメジャーでプレーしたがっているし、WBCも国全体が応援している。国を代表して戦うのは誇りだし、夢でもある」と言う。

 22年は、二遊間コンビでアストロズを世界一に導いた2人、11日の直接対決は果たしてどちらに軍配が上がるか?他、12日はベネズエラ対プエルトリコ、15日はプエルトリコ対ドミニカが予定されている。なおアストロズの選手で、アメリカ代表のライアン・プレスリー投手とカイル・タッカー外野手はアリゾナ州フェニックスへの移動のため、6日朝にキャンプ地を離れた。

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2023年3月7日のニュース