メッツ・千賀 投球時間制限に苦戦 2回2Kも「ピッチクロックで頭がいっぱい」

[ 2023年3月7日 02:30 ]

オープン戦   メッツ7-1カージナルス ( 2023年3月5日    ジュピター )

カージナルスとのオープン戦に先発し、2回を終えたメッツ・千賀
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 メッツ・千賀が5日(日本時間6日)、オープン戦に初登板し、2回を1安打2奪三振、2四球。投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」に苦しんだ。走者なしでは15秒以内に投げなければならず、残り時間を示す球場内の電光掲示に「残り5秒、4秒となると焦ってしまう自分がいた。全てを急いでしまった」と反省した。

 初回は焦りで投球フォームが乱れ2連続四球。3番ゴールドシュミットを遊飛、4番アレナドを右飛とWBC米国代表の強打者を抑えたものの、「対戦を楽しむより焦ってしまった。ピッチクロックで頭がいっぱいだった」。2回には浮いたカーブをソロ被弾した。

 ただ、直球は最速99マイル(約159キロ)をマークし、代名詞の「お化けフォーク」で三振を奪う場面もあった。バック・ショーウォルター監督は「ボール自体は良かった」と合格点を与えた。

 ▽ピッチクロック 今季から試合時間短縮のために大リーグで導入。投手は捕手から球を受けてから、走者なしの場合は15秒、走者ありの場合は20秒以内に投げないと、1ボールが宣告される。また、打者は残り8秒までに打つ準備を整えなければ、1ストライクが宣告される。

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