侍・由伸 課題と収穫の3回1失点 2巡目に失点も「良い感覚が戻ってきました」

[ 2023年3月7日 05:05 ]

侍ジャパン強化試合   日本代表8-1阪神 ( 2023年3月6日    京セラD )

<神・侍>4回を1失点にまとめた山本(撮影・北條 貴史)
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 投球フォームを改造した山本は3回4安打1失点でWBC本番前の最終登板を終えた。

 「失点はしましたが、いろいろなことを試して良い感覚が戻ってきました」

 1巡目こそ、3番・板山の中前打のみに封じたが、2巡目に課題を残した。3回2死から近本に自己最速タイの159キロ直球を右越えにソロ被弾。直後の渡辺諒、板山にも連打を許した。左足をすり足のように踏み出す新フォーム。速く均一のテンポで投げ込んでいくことになり、2巡目で阪神打線にタイミングを合わせられてしまった。3回は26球を要して計50球。WBCは1次ラウンドで65球の球数制限があり、本番では4回途中降板の計算だ。

 それでも多彩な変化球を誇る右腕がこの日は横の変化球を使わず、直球、カーブ、フォークの3球種で好投し「感覚も良く来週につながる登板だった。本戦も頑張ります」。課題と収穫を得て、中5日で先発が濃厚な12日の1次ラウンド最終戦・オーストラリア戦に向かう。

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2023年3月7日のニュース