トヨタ自動車、快勝発進 ルーキー・増居が1回完全デビュー「自分の投球をすることができた」

[ 2023年3月7日 06:00 ]

スポニチ創刊75周年記念JABA東京スポニチ大会第1日 B組   トヨタ自動車(1勝)5―2アスミビルダーズ(1敗) ( 2023年3月6日    等々力 )

スポニチ大会<トヨタ自動車・アスミビルダーズ>8回、力投するトヨタ自動車・増居(撮影・木村 揚輔) 
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 6日に開幕し、予選リーグ8試合が行われた。昨年の日本選手権覇者・トヨタ自動車はアスミビルダーズに5―2で快勝。慶大出身の新人左腕・増居翔太投手(22)は1回を完全投球で貢献した。前回大会優勝の東芝はエイジェックに4―1で快勝。同じく慶大出身の新人・下山悠介内野手(22)は「5番・三塁」で出場し、先制打と決勝打を放ち白星発進に導いた。

 トヨタ自動車の新人左腕・増居翔太が持ち味を存分に発揮して公式戦デビューを果たした。8回から2番手で登板して3者凡退に封じ「背伸びせず自分の投球をすることができた」と淡々と振り返った。

 130キロ台半ばながら伸びのある直球を続け、わずか3球で2死。3人目は変化球を見せ球に直球でファウルを打たせて追い込み、最後はこの日最速134キロ直球で空振り三振。藤原航平監督は「彼らしいベース板の上での球の強さが良く出ていた」と評価した。

 試合後は自身の投球以上に喜んだ出来事も。慶大での4年間をともに戦った東芝・下山が神宮で決勝打を含む2打点したことを知ると「感慨深いですね。本当にむちゃくちゃうれしい」と満面の笑みを浮かべた。対戦するのであれば、互いに予選突破しての決勝トーナメント。「捉えたかなと思わせて、ショートライナーに打ち取るイメージはできている」と直接対決を心待ちにしている。 (村井 樹)

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2023年3月7日のニュース