日本ハム・西村とロッテ・福田光がトレード　日本ハム新庄体制5人目　野手の底上げ図る

日本ハム・西村天裕投手（左）とロッテ・福田光輝内野手
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　日本ハムの西村天裕投手（29）とロッテの福田光輝内野手（25）の交換トレードが成立し、6日に両球団が発表した。投手陣の補強が必要なロッテと野手の底上げを図る日本ハムの思惑が合致。背番号は福田光が35、西村が40となる。

　日本ハムは新庄監督の就任後のトレード補強は、昨年11月のオリックスから獲得した斎藤綱以来5人目。就任1年目の昨季は最下位に沈んだが、さらにチームを活性化させてリーグ優勝を狙う。福田光は二遊間だけでなく、三塁を守った経験もあるユーティリティー性や、20年3月の中日とのオープン戦で新人では66年のドラフト制以降初の快挙となる先頭打者弾から2打席連続アーチを放つなど勝負強い打撃も持ち味。昨季まで1軍は28試合の出場ながら、アピール次第では新天地でレギュラーを狙える。

　入団から昨季までの5年間で122試合の登板実績がある西村は「5年間、素晴らしい環境でプレーさせてもらい感謝している。（新球場の）エスコンフィールドで投げて、頑張っている姿を見せたい」とコメントした。

　◇西村　天裕（にしむら・たかひろ）1993年（平5）5月6日生まれ、和歌山県出身の29歳。和歌山商から帝京大、NTT東日本を経て、17年ドラフト2位で日本ハム入り。新人の18年4月7日のロッテ戦で初勝利、5月27日西武戦では初セーブも挙げた。1メートル77、92キロ。右投げ右打ち。

　◇福田　光輝（ふくだ・こうき）1997年（平9）11月16日生まれ、大阪府出身の25歳。大阪桐蔭では甲子園に3度出場し2年夏に優勝。法大を経て19年ドラフト5位でロッテ入り。新人の20年7月1日の楽天戦で涌井からプロ初安打を放った。1メートル76、80キロ。右投げ左打ち。