オリックス・黒木 韓国斬り5回零封「粘り強く投げることができた」

[ 2023年3月7日 07:05 ]

強化試合   オリックス4―2韓国 ( 2023年3月6日    京セラD )

<WBC強化試合 オリックス・韓国>5回無死、羅成範(右)を中飛に打ち取ったオリックス・黒木(撮影・岸 良祐)
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 中継ぎから先発に本格転向したオリックスの先発・黒木が強打のWBC韓国代表を相手に5回無失点と好投し、開幕ローテーション入りをアピールした。

 「しっかりと長いイニングを投げ切ることができたし、ゲームをつくることができて良かった。毎回、走者を出したが、無駄な四球を出さずに粘り強く投げることができた」

 毎回の6安打を許しながら4、5回と併殺でピンチを脱出するなど要所ではしっかりとギアを上げ、本塁を踏ませなかった。無四球と制球も良く5回を56球で投げ切った。三振も4個奪い「(課題の)スライダーで三振を取れたのは良かった」と収穫を口にした。

 19年にも先発転向を目指したが、春季キャンプで右肘を痛めて離脱。右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)、育成契約を経て、昨年は4年ぶりに1軍登板を果たした。ここまで121試合の登板は全て救援だが、今春の実戦は全て先発で起用され4試合13イニング連続無失点と好調を維持。中嶋監督も「非常にいい調整ができている。手探りの中での対戦だったが、非常にいい投球だったと思う」と評価した。 (中澤 智晴)

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2023年3月7日のニュース