1回無失点の中日・根尾「素直にうれしい」 同学年の小園と対戦「アウトが取れてよかった」

[ 2022年5月21日 17:49 ]

セ・リーグ   中日1-10広島 ( 2022年5月21日    マツダ )

<広・中>8回に登板した根尾は無失点に抑える (撮影・奥 調)
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 中日の根尾昂外野手(22)が、21日の広島戦で1軍マウンドではプロ初登板を果たし、1回無失点に抑えた。

 点差の開いた1―10の8回に6番手で登板。先頭打者の坂倉に右前打を浴びたが、続く小園を右飛、磯村を中飛に退けると、最後は中村健を二ゴロにしとめ、役割を果たした。坂倉、中村健の打席では150キロもマークするなど、非凡な才能を見せた。

 試合後に根尾は「素直に抑えられてうれしいです」と振り返った。1死一塁で迎えたのは、同学年の小園。同じ遊撃手として、ドラフト1位でプロ入りしたライバルだ。小園に対しては全球直球で、2ボール1ストライクからの4球目に147キロで右飛に抑え、「相手がというより、アウトが取れてよかったです」と胸をなでおろした。

 2回までに9点を奪われるなど、大量点差が開いた展開だった。ベンチスタートだった根尾は「4回裏終わって、監督から言われました」と、登板の可能性を示唆され、「つくったのは6回ぐらいから」と登板準備に入った。

 5月8日のウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)でも10―4の9回に5番手として登板。最速150キロをマークして2/3回を投げ、打者5人に3安打1奪三振1失点で抑えたことはあったが、1軍マウンドではこの日が初登板だった。登板に臨むにあたって、「どんどんストライクを取っていこうと思いました」と振り返った。

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