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巨人執念奪首!「洲崎の死闘」5時間3分虎退治 9回2死追い付かれ…12回に立岡千金勝ち越し打

[ 2022年5月21日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6ー2阪神 ( 2022年5月20日    甲子園 )

<神・巨>12回無死満塁、立岡の勝ち越し適時打に喜ぶ巨人ナイン(撮影・後藤 正志)
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 巨人は20日、阪神との延長12回、5時間3分に及ぶ死闘を6―2で制し、4連勝で6日以来となる首位に浮上した。原辰徳監督(63)は丸に送りバントを命じ、打率リーグトップの吉川に代打・中田を送るなど執念のタクトで勝ち越しを引き寄せた。コロナ下では感染対策に延長戦への制限が続いていたため、セ・リーグの5時間超え決着は、18年8月以来4年ぶりで、両軍計47選手が死力を尽くした。

 午後11時4分。延長12回から7番手で登板した戸田が3者凡退に斬り、試合は終わった。2点リードの9回2死一塁からデラロサが大山に同点2ランを浴びながら、延長戦を制した原監督は「野球というスポーツは難しい。我々も予想もしないようなことが起き得るという部分ではね、改めて野球と見つめ合いたいなと思いました」と5時間3分の死闘を振り返った。

 コロナ下で制限されていた延長戦が今季から従来の12回制に戻り、セ・リーグでは18年8月4日の阪神―ヤクルト戦以来4年ぶりの5時間超ゲームで、原監督は次々と勝負手を打った。0―0の6回無死二塁ではウォーカーに犠打。2―2の延長12回無死一、二塁では丸にも同様のサインを送った。ともに2度、ファウルとなり強攻策に切り替えたが、そこから安打が生まれ、得点につながった。

 12回無死満塁から途中出場の立岡が右前に勝ち越し打を放ち「みんなでつないでしのいできた試合だったので、何とか前に飛ばそうと。それだけでした」。原監督が「最善策」と表現したのが、続く無死満塁の場面。相手投手が左腕・渡辺に代わり、打率リーグトップ(・340)の左の3番・吉川に、4試合続けてスタメン落ちしていた右打ちの代打・中田を送った。中前に2点適時打で応えた中田は「しっかりと準備して打席に入れた」と右拳を握った。

 「伝統の一戦」の起源とされる1936年の初代プロ野球日本一を争った3連戦「洲崎の決戦」。4月1~3日に3連勝した、当時のデザインがモデルになった復刻ユニホームを再び着用し、偉大な先輩たちに負けない集中力を発揮した。チームは4連勝で6日以来の首位に返り咲き。原監督は「接戦に次ぐ接戦でね…」と疲れ切った表情だったが、監督通算1180勝とし、闘将・星野仙一が持つ歴代10位の記録にあと1勝に迫った。(川島 毅洋)

 《延長12回13年ぶり〇》巨人は延長12回の試合に17年6月18日のロッテ戦で勝って以降、△△△△●△△△△△●△と12戦白星がなかったが、13試合ぶりの勝利を挙げた。また、甲子園での延長戦も直近6試合で●△△△△●だったが、15年4月19日以来の勝利。ただし、この時は延長11回となっており、延長12回の勝利となると10年7月13日以来12年ぶりだ。

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