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栗山監督「一生忘れない日」倉本聰氏から贈られた栗の苗木100本を未来の若者への願い込めて植樹

[ 2022年5月21日 16:52 ]

植樹する栗の苗木を持つ侍ジャパン・栗山英樹監督(左)と脚本家の倉本聰氏
Photo By スポニチ

 侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が北海道富良野市在住の脚本家・倉本聰氏(87)から栗の苗木100本を贈られ、生活拠点を置く北海道栗山町「栗の樹ファーム」で21日に植樹が行われた。昨季まで日本ハム監督を10年間務めた功労を称えるもの。「富良野塾」を主宰して若き演劇人を育ててきた倉本氏は、育成型球団の日本ハムで尽力した栗山監督に「非常にシンパシーを感じる」といい、「ファイターズ監督を退かれた機に、北海道民として感謝したかった。個人的に贈る功労賞です」と語った。

 栗山監督が栗山町に居を構えたきっかけは、倉本氏の代表作のドラマ「北の国から」。日本ハム監督1年目の12年シーズン後、「お会いして話を聞きたいと思った」と倉本氏がホスト役のトーク番組に出演し、以来交流を深めてきた。栗の樹ファームで自然とともに暮らす栗山監督にとって、富良野で森林づくりや環境教育を手掛ける倉本氏は「師匠」。「選手を育てるのも自然に接するのも一緒だと思って、いろんなことを教わってきた」という。

 この日はプレゼントだけでなく、倉本氏の来訪自体に感謝があった。日本ハムでは監督退任後、選手教育に携わる「プロフェッサー(教授)」職に就いた。「ファイターズは教育がどうあるべきかが大きなテーマになっている。自分は自分で一生懸命やったけど、もっと違うやり方がなかったかな…と思う。富良野塾での若い人への優しさ、厳しさ。倉本先生の情熱は凄い。思いや、若い人への言い方など、いろいろ聞きたかった。そういう話を本音で聞ける方は少なくなってきているので」。植樹の間、じっくり話し込んだ。

 倉本氏は国際情勢を踏まえ、語り合った内容を明かした。「日本の青年…日本人がこれからどういうふうに育っていくか。ロシアとの戦争でウクライナの若者は国のために体を投げだしているが、日本人の若者は今、ああいうことはできないんじゃないかと思う。もちろん戦争することを目的にしなくて良いが、もう少ししっかりした意識…根底を持った若者が育ってほしい。そんなことを話していた」。

 植樹の最後の2本は、栗の樹ファーム内の少年野球場を見渡す場所が選ばれた。「植えた栗の木を100年後のこの町の子供たちが喜ぶように、一生懸命守れるように頑張っていきます」と栗山監督。倉本氏から苗木とともに、さまざまな思いを受け継ぎ「一生忘れない日」と言った。

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