“やったぞ”ルーキー守護神の広島・栗林 初登板で堂々の初セーブ! 史上5人目の快挙!

[ 2021年3月27日 16:56 ]

セ・リーグ   広島―中日 ( 2021年3月27日    マツダ )

<広・中(2)>9回にプロ初登板し3者凡退に抑えて初セーブを挙げ坂倉(右)と握手する栗林 (撮影・奥 調)
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 広島の守護神に指名されたドラフト1位・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が、27日の中日戦でプロ初セーブを挙げた。「新人の守護神」は、2003年の永川勝浩(広島、現1軍投手コーチ)以来、球団では18年ぶり。初登板での初セーブは、同年の永川以来、史上5人目の快挙となった。

 3点リードの9回、満を持してマウンドに上がると、先頭の京田を二ゴロ。続く木下拓を投ゴロ。最後は根尾を空振り三振に打ち取り、1イニングを完全投球で本拠地のファンからの大きな拍手に包まれた。

 栗林は今春の対外試合は7試合連続無失点。オープン戦最終登板となった21日のソフトバンク戦では、1点リードの「セーブシチュエーション」で登板し、2死満塁のピンチを招きながらも無失点で抑えてセーブをマークした。

 昨季19セーブを挙げ、守護神の筆頭候補だったフランスアが9日に「右膝内側半月板部分切除」を受けたため、長期離脱は必至の状況。新人ながらも抜群の安定感を見せる栗林に白羽の矢が立ち、その期待に応える形となった。

 広島は、同じ新人のドラフト2位の左腕・森浦(天理大)、同3位・大道(八戸学院大)も揃って開幕1軍キップを手にしており、塹江、ケムナと合わせて「勝利の方程式」を組むプランを練っている。軸となる栗林は「やりがいを感じる。勝利に貢献できるよう1年間しっかり戦いたい」と誓っており、若手が台頭する楽しみシーズンの幕開けともなりそうだ。

 ▼広島・栗林(お立ち台に立ち)シーズンが始まって、チームの初勝利ということで、たくさんの緊張がありましたが、良い結果が出てよかったです。これから厳しい戦いが続くので、常にこの結果が出せるように頑張りたい。(セーブには)これは自分ではなくて、チームの皆さんのおかげで取れたセーブなので、これからセーブを失敗しないようにやっていきたい。

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