佐藤輝の後ろには「梅ちゃん」がいる！　阪神・梅野　「恐怖の7番」証明の3打点

セ・リーグ   阪神9ー5ヤクルト （ 2021年3月27日    神宮 ）

＜ヤ・神（2）＞9回2死二塁、梅野は左線に適時二塁打を放つ（撮影・坂田　高浩）
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　佐藤輝の後ろには頼れる「梅ちゃん」がいる！

　阪神・梅野が、開幕2戦目にして自身初となる猛打賞を記録。2本の適時打で3打点をマークするなど「恐怖の7番」として力を見せつけた。

　4点リードの3回1死満塁で田口のスライダーを右翼線に運ぶ2点適時二塁打。9回も2死三塁から左翼へ二塁打を放ち、勝利をたぐり寄せた。3回は佐藤輝が歩かされた後で、9回は三振に倒れた後。注目を浴びる怪物ルーキーの後ろで勝負強い背番号2がにらみを効かせる分厚い打線を印象付けた。

　守備でも開幕から2試合連続でフル出場し、2日間で計10投手を懸命にリード。「（先発の青柳は）粘れたっていうのもあるし、9回打ち切りなので1イニングでも、1人でもっていうところに関しては、最後まで投げ切れたんじゃないかな」と力投した後輩右腕を労った。昨年は開幕2戦目でスタメンを外れて悔しさを味わっただけに、1年越しの逆襲を感じる29歳の好守に渡る躍動だった。　（遠藤　礼）