楽天は開幕連勝ならず 初黒星の石井監督は計11与四球に「相手との技術を比べるところまでいっていない」

[ 2021年3月27日 18:39 ]

パ・リーグ   楽天4ー9日本ハム ( 2021年3月27日    楽天生命パーク )

<楽・日(2)>初回1死、田中和の大飛球にリプレー検証を要求する石井監督だが判定は覆らず(撮影・沢田 明徳)
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 開幕白星発進を飾った石井一久監督だが、投手陣が崩れて監督初黒星を喫した。

 当初、この日は8年ぶりに復帰した田中将が先発予定だったが、2日前に右ふくらはぎに違和感を訴えて「右ヒラメ筋損傷」で登板回避。代役に指名された高田萌は移籍後1軍初登板でプロ初勝利を狙ったが、3回途中4失点でKOされた。

 「全体的に無駄な四球を与えてしまいました。キャンプから監督、コーチから言われていたことができなかったことが反省です」と高田萌。被安打6に加え4四球を悔やんだ。

 6回には相手2番手・村田の制球の乱れもあり、4四球を選んで2つの押し出しで1点差に迫った。

 だが8回を投げた酒居が1失点。9回を投げたブセニッツは3失点と救援陣が傷口を広げ、反撃ムードはしぼんだ。

 試合を通じて6投手が計11四球と制球が定まらなかった。「四球を11個も出したらこういう試合になってしまう。出すのはいいが、出し方ですよね。相手との技術を比べるところまでいっていない」と石井監督も渋い表情。

 期待を持って送り出した高田萌も、初回と3回はいずれも先頭の西川を四球で歩かせるなど、走者をためてから痛打された。
 「今日は相手の胸を借りるわけではないが、自分の現在地を探れる投球をしてほしかった。そこにたどり着く前に四球を出してしまい、彼自身あまり得るものがなかったというか。当たって砕けてもいないし、凄く残念です」と指揮官は厳しい言葉を続けた。

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2021年3月27日のニュース