日本ハム・栗山監督、黒星スタートに「うまくいっていない部分がいっぱいある」

パ・リーグ   日本ハム2ー8楽天 （ 2021年3月26日    楽天生命 ）

＜楽・日＞5回、投手交代を告げる栗山監督　（撮影・白鳥　佳樹）
Photo By スポニチ

　完敗だった。ミスも出た。2―8で敗れた開幕戦。栗山監督は黒星スタートの全てをのみ込んで言った。

　「開幕戦という緊張感がある中で、うまくいっていない部分がいっぱいあるよね。それを認めて、しようがないではなくて、みんなが次にやれるようにしないといけない」

　注目の2番には初の開幕スタメンの松本剛を起用。3回2死一、二塁で放った右前打は相手の好返球に阻まれて適時打にならず、2点を追う5回2死満塁は中飛に倒れた。打線は要所で楽天・涌井に抑えられ、守備でも6回2死二、三塁で鈴木の平凡なフライを中堅手・西川が落球して2点を追加された。得点は8回1死満塁からの大田の遊ゴロ、続く2死満塁で杉谷が選んだ押し出し四球による2点だけだった。

　開幕戦という独特なムードの中で生まれたミス。栗山監督は「誰が、ではない」と強調した。全てを全員で受け止めて、反省して次に生かさなければチームは前に進まない。楽天・田中将が登板を回避した27日の第2戦が、今後を占う重要な一戦となる。