楽天のマー君 右ふくらはぎ違和感「右ヒラメ筋損傷」復帰に3週間

[ 2021年3月27日 05:30 ]

楽天・田中将
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 楽天の田中将大投手(32)が8年ぶりの国内復帰初登板となる予定だった、27日の日本ハム戦(楽天生命)の先発を回避した。25日に右ふくらはぎに違和感を訴え、仙台市内の病院で「右ヒラメ筋損傷」と診断された。

 試合復帰に3週間を要する見込みで球団を通じて「ファンの皆さまに大変申し訳なく思う。僕自身も楽しみにしていたので、とてもがっかりしている」とコメントした。

 ヤンキースから古巣に復帰し、練習試合とオープン戦で5試合に投げ、計21回で防御率3・42。最後となった20日の巨人戦は7回1失点で順調な調整ぶりを見せていた。「幸いにもケガの程度は軽症。一日でも早くマウンドでの姿をお見せできるようしっかりと治します」。今後は1軍に同行しながら調整を進めていく。石井監督は「重度ではなく軽度。投げられない状況ではないけれど、違和感を持って投げるよりは全然いい」と説明した。

 代役は昨季トレードで巨人から移籍した高田萌が先発する。移籍後初登板でプロ初勝利が懸かる。開幕2戦目を任され、「田中さんの代わりにはなれない。後ろに素晴らしい投手が控えているので、一イニングずつ積み重ねて渡せたら」と意気込んだ。

 ≪日本ハム栗山監督「心配」≫田中将の登板回避が決まり、対戦相手の日本ハム・栗山監督は「凄く残念だし、心配。日本のために帰ってきて俺だって楽しみにしていた。大したことではないことを祈る」と気遣った。27日に先発する加藤も「(投げ合いが決まって)びっくりしたけど、ワクワクもしていた」と言い、「凄い投手なので見てみたかった」と残念がった。

 ≪ファンも「残念」≫田中将の復帰登板を心待ちにしていたファンは、突然の登板回避に肩を落とした。先発が予定された第2戦のチケットは早々に完売。プラチナチケットをゲットしていた宮城県多賀城市在住の男性(47=会社員)は「楽しみにしていたので本当に残念。一日でも早く万全の状態で仙台のマウンドに上がってくれることを願っています」と話した。球場正面の広場では、この日から田中将グッズを取り扱う特設店舗がオープンしていた。

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