由伸でも「呪縛」解けない オリがリーグワースト更新の開幕戦10連敗 中嶋監督「負けは負けです」

[ 2021年3月27日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス3ー4西武 ( 2021年3月26日    メットライフドーム )

<西・オ>3回2死一、三塁から中村にタイムリーを打たれ舌を出すオリックス・山本(撮影・長久保 豊)
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 由伸でも負けた。オリックスは、またも負の連鎖を断ち切れず、リーグワーストとなる開幕戦10連敗。11年から11年連続未勝利もリーグ最長となり、中嶋監督は「負けは負けです」と悔しさをかみ殺した。

 背番号18が不運に見舞われた。初回先頭・金子のゴロを処理した遊撃・紅林の一塁送球が右翼側にそれ内野安打。その後1死二塁で、今度は森のゴロを二塁・太田が後逸し先制点を献上した。3回には紅林の失策などで2死一、三塁を招き中村に左前適時打を許すなど7回4失点(自責1)。「いつもその(味方のミスはカバーする)気持ちでやっている。負けたことが悔しい」と責任を背負い込んだ。

 変革の兆しは見せた。球場に到着した際、指揮官はナインを集め「CS、日本シリーズまで、ここから行くぞ!」と発破を掛けた。打線は吉田正と頓宮のソロ本塁打、太田と紅林も安打を記録し得点に絡むなど1点差に詰める反発心は示した。中嶋監督は「ミスがあったのは申し訳ないし、いつか、由伸に返してほしい」。屈辱の敗戦を糧に、はい上がる。 (湯澤 涼)

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2021年3月27日のニュース