高校通算31本塁打の智弁学園・前川 8強導く決勝中前打に「魂で持っていこうという気持ち」

[ 2021年3月27日 16:18 ]

第93回選抜高校野球大会第8日第1試合 2回戦   智弁学園5-2広島新庄 ( 2021年3月27日    甲子園 )

<智弁学園・広島新庄>3回2死一、三塁、中前勝ち越し適時打を放つ智弁学園・前川(撮影・成瀬 徹)  
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 第93回選抜高校野球大会第8日は27日、兵庫県西宮市の甲子園球場で2回戦が行われた。第1試合では智弁学園(奈良)が広島新庄を5-2で下し、優勝した16年以来5年ぶりの8強に進出した。

 
 奈良県勢は、25日に天理も8強進出を決めており、77年(天理=8強、智弁学園=4強)以来44年ぶりのダブル8強入りとなった。

 決勝点は3回、高校通算31本塁打の「3番・左翼」前川右京(3年)から生まれた。垪和拓海(3年)の同点内野安打が飛び出し、なおも2死一、三塁。内角のカットボールを執念で遊撃手後方へポトリと落とす中前適時打となった。

 「チームのメンバーが必死につないでくれた打席。どういう形でもいいので、魂で持っていこうという気持ちで打ちました」と声を弾ませた。

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