ソフトバンクのデスパイネ 減量効果?工藤監督と申告体重に食い違いも キレある動きで2安打

[ 2021年3月27日 19:11 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3-2ロッテ ( 2021年3月27日    ペイペイD )

<ソ・ロ2>8回2死二塁、右前に適時打を放ったデスパイネ(撮影・中村 達也)
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 今季の体重10キロ減を自己主張するソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(34)が今季初の安打、マルチ、打点をマークした。27日のロッテ戦に6番DHで出場。0―1の2回2死での1打席目に右中間二塁打。1―2の2死二塁で二塁手後方にポトリと落ちる同点適時打とした。

 「チャンスで打席が回ってきたので何としてもチームのために1本という気持ちで打席に入った。当たりは良くなかったがいいところに落ち、気持ちが乗ったヒットだったよ」と球団を通じて、ご機嫌コメントを出した。

 2月21日に入国し2週間の隔離期間を経て、8日に合流。キューバでは国内リーグで実戦を積んできた。9日の報道対応では「昨年に比べて9、10キロは絞っています」とキレキレを主張したが首脳陣とは多少の食い違いがあった。

 減量成功を伝え聞いた工藤監督は「来日時に4キロ(減)、2週間のうちに、少し戻って。あれ、2キロですよね。まずかったですかね」。数値の誤差こそあるが、16日のDeNAとのオープン戦から1軍実戦復帰。19日の広島とのオープン戦ではボテボテの三ゴロを全力疾走し、当初はアウト判定もリクエストで覆り、内野安打になった。「むっちゃ足、速い。彼は走ったら速いし、動きも良い」と指揮官は変化を感じ取り、開幕戦から起用を続けている。

 「チームとして戦って行くだけ」と、デスパイネ。球団の登録体重は95キロだが、減量しても戻っていても、頼もしさ、勝負強さは変わらず分厚い。

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2021年3月27日のニュース