中京大中京 ドラフト候補右腕・畔柳が今大会最速149キロで7回7K1失点「ここでギアを上げないと」

[ 2021年3月27日 16:53 ]

第93回選抜高校野球大会第8日第3試合 2回戦   中京大中京15-5常総学院 ( 2021年3月27日    甲子園 )

<常総学院・中京大中京>力投する中京大中京・畔柳(撮影・成瀬 徹)  
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 第93回選抜高校野球大会第8日は27日、兵庫県西宮市の甲子園球場で2回戦が行われた。第3試合では中京大中京(愛知)が15―5で常総学院(茨城)を下し、11年ぶりの8強入り。選抜通算勝利数は東邦を抜き歴代単独1位の57勝とした。

 投げては先発したドラフト候補のエース右腕・畔柳亨丞(くろやなぎきょうすけ)が今大会最速となった149キロ直球に変化球を交えて7回を7安打7三振1失点と好投を見せた。初戦の専大松戸戦での131球完封勝利から中1日での快投に「きょうは力が入って苦しい展開だったが、野手が打ってくれたので感謝したい。初戦は打てなかったので、きょうは絶対に打ってやると言ってくれて、自分もそれに応える投球がしたかった」と語った。3回に149キロを記録したことについては「相手の選手が嫌な雰囲気で、ここでギアを上げないと打たれてしまうと思って投げた。少し疲れがある中で149キロはいいスピードだと思う」と振り返った。

 最後には「徐々に握力がなくなって制球が乱れるのが次の課題。次の試合も、組織力を武器に少し疲れはあるが、優勝に向けていい投球がしたい」と力を込めた。

 ▼ロッテ・永野吉成スカウト部長 投げっぷりのいいピッチャーという印象。馬力があって、球速と球威で抑えるタイプ。投げるスタミナはあると思います。

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