「実戦型」の評判はダテでない　阪神・中野が12球団の新人最速安打「ワクワクした気持ちで打席に入った」

セ・リーグ   阪神4ー3ヤクルト （ 2021年3月26日    神宮球場 ）

＜ヤ・神＞9回2死、阪神・中野は中前打を放つ（撮影・坂田　高浩）
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　実戦型であることを大舞台で見せつけた。阪神ドラフト6位・中野がプロ初打席初安打を記録。ルーキーでは12球団最速となる「H」ランプをともし最高のスタートを切った。

　「初めての打席で少しワクワクした気持ちで打席に入った」

　7回の二塁守備から途中出場し、巡ってきた9回の第1打席で結果を残した。ヤクルト・近藤のシュートを奇麗にはじき返す中前打。「初球からストライクが来たら振ってやろうという強い気持ちで、その結果ヒットになって良かった」。強気の初球攻撃で壁にぶち当たることなく、節目の1本を放った。

　開幕前まで話題を独占していた同期入団の佐藤輝より一足先に奏でた快音。社会人出身らしく、物おじしない虎の新背番号51への期待が膨らむ。