智弁学園 小畠 苦い思い出を力に変えた内野ゴロ18の完投勝利

[ 2021年3月27日 12:56 ]

第93回選抜高校野球大会第8日第1試合2回戦   智弁学園5―2広島新庄 ( 2021年3月27日    甲子園 )

<智弁学園・広島新庄> 力投する智弁学園の先発・小畠 (撮影・後藤 大輝)
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 智弁学園は優勝した16年以来5年ぶりの8強に進出した。

 先発した小畠一心が内野ゴロ18とゴロの山を築き、2失点で完投した。「チームが勝ったことが一番うれしいです。3点以内に抑えたら打ってくれると思った。ランナーが出ても落ち着いて投げることができた」と胸を張った。昨秋の近畿大会前に習得したツーシームが効果的だった。

 「初回は三振を取りに行った場面が多かったんですけど、どうしてもファウルで粘られた。きょうは三振はないなと思った。だいぶん意識して低めに投げた。ツーシームがよく動いた」と話した。

 苦い思い出を力に変えた。1年夏の八戸学院光星戦は先発して2回4失点。チームも8―10で敗れた。「3年の分も投げると思って練習してきた。きょうはゲームをつくれて良かったと思います」とほっとした表情を浮かべた。

 小坂監督は小畠の先発について「1回戦は西村、2回戦は小畠でいくと決めていた。まさか完投するとは思ってなかった。もの凄く良かったと思います」と評価した。 

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2021年3月27日のニュース