中京大中京 15点快勝に高橋監督「選手たちが持ち味を出してくれた」 11年ぶり8強

[ 2021年3月27日 17:48 ]

第93回選抜高校野球大会第8日第3試合 2回戦   中京大中京15-5常総学院 ( 2021年3月27日    甲子園 )

<常総学院・中京大中京> 常総学院に勝利し、駆け出す中京大中京ナイン(左から2人目が畔柳)(撮影・平嶋 理子)                                           
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 第93回選抜高校野球大会第8日は27日、兵庫県西宮市の甲子園球場で2回戦が行われた。第3試合では中京大中京(愛知)が15―5で常総学院(茨城)を下し、11年ぶりの8強入り。選抜通算勝利数は東邦を抜き歴代単独1位の57勝とした。

 11年ぶりの8強に高橋源一郎監督「ほっとしたというか、よく選手たちが持ち味を出してくれました」と振り返った。打っては15安打15得点。「常総学院さんの秋本(璃空)君、大川(慈英)君、好投手が2人揃っているので、前回の試合では3安打しか打てなかったですし、簡単には点をもらえないなと、足、バント等も絡めて揺さぶってつながりを持たせていこうと考えていました」。犠打も多用し「昨年秋からうちの持ち味はバント、足を絡めた攻撃ですので、そういったところを発揮できてよかったです」とした。9回にも4点と最後まで攻め続け、「後ろにつないで1点1点と言うのが求めている野球のスタイルですので」と話した。

 投げては先発したドラフト候補のエース右腕・畔柳亨丞(くろやなぎきょうすけ)が149キロ直球に変化球を交えて7回を7安打1失点と好投を見せた。「中1日で少し前回よりボール自体が上ずっていましたので、制球的には苦しいところもあったんですが、要所要所では持ち味を出して、強力な常総学院さんの打線を相手に粘り強く投げてくれました。前の試合に続いてよくやってくれたと思います」と称えた。

 28日は東海大菅生との連戦となるが、「心と体をしっかりと調えて、みんなのチーム力で明日に向かう形を作りたいなと思います」と前を見据えた。

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