21年開幕の号砲は楽天・辰己の先頭打者弾 「打つ方向も決めていた」パ・リーグ51年ぶり

[ 2021年3月27日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天8ー2日本ハム ( 2021年3月26日    楽天生命 )

<楽・日>初回無死、ソロ本塁打を放ち笑顔を見せる辰己(撮影・白鳥 佳樹)
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 21年開幕の号砲は楽天・辰己の先頭打者弾だった。上沢の初球145キロ直球を叩き、風にも乗って左翼席に運んだ。ロッカーが隣の涌井から「初球、あっちに打てばホームランになるよ」と試合前に助言され「初球からいこうと。打つ方向も決めていた」と胸を張った。開幕戦の初球先頭弾は史上5人目で、パ・リーグでは70年の山崎裕之(ロッテ)以来、51年ぶりだ。

 石井監督がGM就任後初の18年ドラフトで、外れ1位ながら4球団競合のクジを引き当て入団。オープン戦から好調の1番打者は「監督に引き当ててもらえた。恩返ししたい」と話した。

 ≪07年高橋由伸以来≫辰己(楽)が初球を叩き、自身初の初回先頭打者本塁打。開幕戦の初回先頭打者本塁打はチーム初で、11年マートン(神)以来史上19人目。うち、初球を打ったのは07年高橋由伸以来14年ぶり5人目だ。なお、5人のうち、62年衆樹資宏(阪急)、前記の高橋由と辰己がプロ初の初回先頭打者弾となっている。

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