看板直撃弾の石川「何とか阿部さんのためにも勝ちたいと」起死回生2ランのゲレーロは目頭押さえる

[ 2019年9月15日 18:05 ]

セ・リーグ   巨人6―5阪神 ( 2019年9月15日    東京D )

<巨・神>7回1死、石川は左越えソロを放つ(投手・岩崎)(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 巨人が8回に飛び出した劇的なゲレーロの逆転20号2ランで阪神に6―5と勝利。連敗を阻止し、5年ぶり優勝へのマジックを1つ減らしてまずは「5」とした。午後6時試合開始となる2位・DeNAの結果しだいで「4」となる。また、3位以内が確定し、両リーグ一番乗りで、2年連続12度目となるクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

 巨人は腰痛で戦列を離れていたエース菅野が復帰登板も4回6安打4失点で降板。6回には阿部が右手指付近に死球を受けて交代するなど嫌なムードが続いたが、7回に代打・石川が左翼スタンド後方の看板を直撃する特大4号ソロを放って4―5と1点差に迫ると、8回にはゲレーロが左中間スタンドへ起死回生の20号2ラン。9回は守護神・デラロサが1点差を守り切った。

 試合後、ゲレーロとともにお立ち台に上がった石川は「すいません、なんかゲレーロのおまけで来てしまって」と謙虚な一言を発しながらも爽やかな笑顔。「感触はかなり良かったと思います。三振だけしないように。後ろに勇人さんだったり丸さんだったり、いいバッターが控えているので」とフルカウントからの直球を叩いた超特大弾を振り返った。また、6回には阿部が右手指付近に死球を受けて退場。「いつも本当に阿部さんには色々お世話になっているので、何とか阿部さんのためにも勝ちたいという気持ちがあったんだと思います」とも付け加えた。

 ダイヤモンドを一周する際には目頭を押さえるような仕草も見せたゲレーロは「このところ全く打ててなかったですし、いい場面で打席に立ってたんですけど結果が伴わなかったので、きょうこういう形で締めくくれて、非常に価値のあるホームランで良かったです」とコメント。最後は5年ぶりVへ向けて「状態イイネ!」でスタンドを沸かせていた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年9月15日のニュース