阪神 能見 40歳以上で史上2人目の50試合登板達成

[ 2019年9月15日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―3中日 ( 2019年9月14日    ナゴヤD )

力投する能見(撮影・椎名 航)
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 屈辱の裏でベテラン左腕が意地を示すように歴史に名を刻んだ。能見が、3番手で登板し1回を零封。40歳以上のシーズンでは17年の中日・岩瀬以来、プロ野球史上2人目となる50試合登板に到達した。

 「仕事としてはね(できたと思う)」

 7回からマウンドに送り込まれ、大野雄を空振り三振に仕留めると、大島も二ゴロ。最後は京田を一ゴロに打ち取り、わずか10球で3つのアウトを奪った。3点劣勢で打線は大野の前に無安打と悪い流れの中で、何とか潮目を変えようと与えられた仕事を全うした。

 通算1002試合登板を誇るレジェンド・岩瀬に肩を並べる快挙にも「俺のことはどうでも良い。(岩瀬と)比べたら失礼」と多くを語ることはなかった。それでも、開幕前に「同じ一般の40歳の人にあいつ頑張ってるな、と思ってもらえたら」と臨んだシーズン。節目となった1日に「(健康に)投げられてるのが一番」と一瞬だけ表情は緩んだ。
 決して表に出ず、影でチームを支える存在に徹してきた。それでも、タイミングを見ては後輩に響く助言を送ってきた。春季キャンプ中、実戦で結果の出ない新キャプテンの糸原には「凡退しても堂々としろよ。お前はすぐに不調になったら元気なくなるから」と肩を叩いた。
 「(50試合でも)結果は出てないけどね」。12日のヤクルト戦では10点劣勢の場面で登板した。数字では量れない貢献がある。背番号14なりのスタイルで、これからもチームのために腕を振る。
(遠藤 礼) 

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