明大・森下 自己最多154球で15K「反省」も延長12回完投

[ 2019年9月15日 05:30 ]

東京六大学野球 第1日第1週   明大4-2東大 ( 2019年9月14日    神宮 )

秋季リーグ初戦で延長12回完投勝利を飾った明大・森下
Photo By スポニチ

 秋季リーグが開幕し、1回戦2試合が行われた。10月17日に行われるドラフト会議で1位指名が確実視される明大・森下暢仁投手(4年)はリーグ戦自己最長となる延長12回を2失点完投。自己最多となる154球で、15奪三振をマークし、東大に競り勝った。法大は早大を下して先勝した。

 最後の打者を直球で遊飛に打ち取ると、森下は表情を変えずにマウンドを降りた。2点は失ったが延長12回154球、15奪三振。4回にソロを浴びても、終盤の8回に追いつかれても動じず。「先制させてしまったのが反省だった。真っすぐ自体は全然良いけど、変化球はまだまだ」。薄氷の勝利だけに、反省が口をついた。

 春のリーグ戦優勝を果たし、全日本大学野球選手権では日本一を達成。さらに夏は大学日本代表のエースとして、自国開催の日米大学選手権の優勝に導いた。並行して取り組んでいたのが増量だ。「体重が増えればさらにボールの切れが増すと思った」と朝晩で丼に山盛り3杯のご飯を吐きそうになりながら完食し、体重は3キロ増の76キロになった。

 強化されたスタミナはこの日の試合にも生きた。DeNAのスピードガンで自己最速にあと1キロと迫る154キロをマーク。4回には石元にカットボールを捉えられてソロを被弾したが、延長11回にはその石元を152キロで空振り三振に仕留めるなど球威は落ちなかった。日米12球団のスカウトが視察する中、広島の苑田聡彦スカウト統括部長も「球速が最後まで落ちなかったのは凄い」とうなり、ヤクルトの橿渕聡スカウトグループデスクは「打たれても、悪いなりに自分の投球ができるようになった」と評価した。

 試合前の開会式では春の優勝校主将として選手宣誓。途中で言葉に詰まる場面もあり、スタンドからは「頑張れ!」と声が飛んだ。「宣誓の失敗が響いたかも」と冗談を言いながらも「次は入りをしっかりしたい」。ドラフト1位候補の最後の秋が幕を開けた。 (松井 いつき)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年9月15日のニュース