宇部鴻城・岡田「1番・投手弾」&完投の快挙はプロでも前人未到

[ 2019年8月13日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権大会 第7日2回戦   宇部鴻城7―3宇和島東 ( 2019年8月12日    甲子園 )

「1番・投手」スタメンで初球先頭打者本塁打を放った日本ハム・大谷(2016年7月3日、ソフトバンク戦)
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 宇部鴻城(山口)の岡田が宇和島東(愛媛)戦に1番・投手でスタメン出場。1番・投手での夏の甲子園先発出場は17年3回戦・花咲徳栄戦での丸山和郁(前橋育英)以来。山口県勢では63年の坂本勝治(下関商)、65年の藤村良正(小野田工)に次ぐ3人目となった。岡田は4回に右越え2ランを放つなど5打数3安打2打点、投げては9回3失点の完投で初戦突破に貢献した。打点を挙げての完投勝利は87年の柳田聖人(延岡工=元ダイエー)以来32年ぶり4人目だが、本塁打をマークしたのは岡田が史上初となった。 

 ≪大谷も完投なし≫プロ野球の「1番・投手」は16年7月3日のソフトバンク戦で日本ハム・大谷翔平が務めるなど3人いる。大谷は同戦で初回先頭打者本塁打を放ち8回無失点で勝利投手となった。そのほか44年8月14日産業戦の山田伝(阪急=完封)、71年8月22日大洋戦の外山義明(ヤ=敗戦投手)がいるが、「1番・投手」による本塁打&完投はいない。

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2019年8月13日のニュース