広島のドラ1・小園は愛されキャラ 恩師が、記者が驚く18歳とは思えない律儀な素顔とは

[ 2019年4月4日 10:00 ]

試合前のノック後、トンボをかける小園
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 人懐っこくて、律義で、負けず嫌いで。出会いから半年たっていなくても、広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)には、好印象ばかりが思い浮かぶ。

 「高校野球を引退してから、小園にこんないいところがあったんやなというのが見えてきました」

 報徳学園の恩師、大角健二監督の言葉だ。2月、日南春季キャンプを訪問した恩師には、メールで丁寧にお礼を伝えた。「当たり前かもしれないけど、なかなかできないことです。記者の方にも丁寧なコメントをしていますね。そういういい話が、いろんな人から僕に伝わってくるんです」。オープン戦での遠征先では、報徳OBが営む飲食店にあいさつしに顔を出したこともあった。義理堅い一面を持ち合わせている。

 1月上旬の入寮から、大勢の記者に連日囲まれ続けた。18歳には酷な環境だった。それでも、誠実な対応は、今も変わっていない。「ほんまにいい子やな……」。記者からこのせりふを何回、聞いたことか。小園を取材したことのある人全員の共通認識だと思う。

 新入団会見を除いて初めて取材したのは、昨年の12月下旬だった。「すみません。まだ時間大丈夫ですか? どうしようかな……」。小園は、ペンを片手に約10分間も“フリーズ”していた。「新年の誓いを漢字1字で書いてください」という記者の突然のお願いに頭を悩ませていた。

 「漢字を確認しようと思って検索したら、根尾が書いた1字と一緒だったんです」

 小園への第一印象は、「負けず嫌い」になった。根尾とは違う漢字を色紙に書き込んだあと、抜群の表情で写真撮影に応じてくれる、満点の対応にも驚かされた。

 2日のウエスタン・リーグ中日戦は、根尾と初めての“直接対決”だった。小園が1安打で、根尾は無安打。「ずっとライバルと思ってやってきた相手と試合ができてよかったです」。これからも比較され続ける宿命。数年後に根尾についての質問をしても、今回のように少しの“リップサービス”を添えて答えてくれる気がする。

 光るのは、野球の才能だけではない。誰からも愛される素質がある。(記者コラム・河合 洋介)

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