広島・誠也、祖父江にリベンジ!頼れる4番が連敗脱出弾 緒方監督「さすが」

[ 2019年4月4日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3―2中日 ( 2019年4月3日    ナゴヤD )

7回2死一、二塁、鈴木は逆転となる中越え3ランを放つ(撮影・椎名 航)
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 広島・鈴木誠也外野手(24)が4番の仕事をやってのけた。3日の中日戦(ナゴヤドーム)で、1点を追う7回にバックスクリーンへ起死回生の2号逆転3ラン。ひと振りで、前夜の好機に打ち取られた祖父江に雪辱を果たした。投げては野村祐輔投手(29)がわずか球数77球で7回を3安打1失点に抑える好投。チームの連敗は3で止まった。

 
 打球の行方を見届けると、鈴木は右手拳を握り締めて吼えた。1点を追う7回2死一、二塁の好機。1ボールから祖父江の145キロ外角直球を鋭く振り抜くと、強烈に伸びた打球はバックスクリーンに突き刺さった。打って欲しい場面で打つ。さすが4番打者だ。

 「得点圏で打てていなかったので、ずっとイライラしていた。甘い球を仕留めることができてよかった」

 祖父江には前夜、同点の8回2死三塁で空振り三振。この日も初回2死二塁で見逃し三振するなど、3打席凡退していた。汚名返上に燃え、全神経を研ぎ澄ませて放った2号逆転3ラン。チームの連敗を止める値千金弾に白い歯がのぞいた。

 「相手どうこうじゃなく、自分のスイングをしようと思った。連敗していたので阻止できてよかったです」

 センターから右方向への打球が非常に目立つ。今春オープン戦は4本塁打。このうち2本が右への一発だ。昨季までは「どちらかと言うと、ボクは左中間に引っ張り込んで打つタイプ」と自認しており、新境地を開く変わり身と言っていい。

 振り返れば昨秋10月30日、ソフトバンクとの日本シリーズ第3戦で、ミランダの外角高め直球を右越えソロ。「今まで打ったことのない打球」と目を丸くしたが、その打撃を追求してはいない。「去年は去年。新しくつくる」。昨季は30発。2019年型の打撃スタイルは、より量産が期待できるものだ。

 「(祖父江には)昨日対戦して打ち取られているから。集中力を高めてひと振りでね。さすが4番」。緒方監督は鈴木を絶賛する。昨季3勝9敗だったナゴヤドーム。連敗が続けば、鬼門がまた強調されかねないだけに、この1勝は大きい。

 一方で鈴木は反省も忘れない。初回1死三塁で、大島の右中間への飛球を追って野間と交錯。記録は適時三塁打となった。「声援で声が聞こえなかった。しっかりやっていこうと話し合いました」。攻守に優れた才能を持つスラッガー。24歳はどこまでも頼もしい。(江尾 卓也)

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