中日ロメロ 来日初先発初勝利!自慢の剛球で6回3安打無失点

[ 2019年4月4日 21:23 ]

セ・リーグ   中日3―2広島 ( 2019年4月4日    ナゴヤD )

<中・広>来日初先発で力投するロメロ(撮影・椎名 航)
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 中日は今季新加入のロメロが来日初先発で初勝利。自慢の剛速球を武器とした“荒れ球”で広島打線を翻弄し、6回3安打無失点の力投。打線も福田と京田にそろって今季1号が飛び出すなど3-2で制した。3勝3敗で5割に復帰。中日新外国人の初登板初勝利は昨年4月4日巨人戦のガルシア(現阪神)以来となった。

 中日は開幕からいまだ無安打と調子の上がらないアルモンテを外し、5番・左翼に福田を起用。

 一方の広島は、長野が6番・左翼で2試合ぶりスタメン。5番にはバティスタ、7番には小窪と左腕のロメロに対して、4番から8番まで右打者をズラリと並べた。

 今季新加入で初先発のロメロは初回から150キロを超える快速球で力押し。球威のある“荒れ球”と変化球で緩急をつけ広島打線を圧倒し、6回3安打無失点の好投を見せた。打っては2日の広島戦に続き2度目のスタメン起用となった福田が2回、広島先発の岡田からレフトスタンド5階席まで到達する特大の先制本塁打。

 6回には2番・京田にも今季1号が飛び出し1点を追加。さらに2死走者なしから福田が中前打、続く高橋が左二塁打とチャンスを広げると7番・堂上の代打として渡辺勝を起用。その渡辺が四球を選び2死満塁とすると代打攻勢。8番・加藤に代わって亀沢を送りだす。すると広島ベンチも動き、岡田に代え2番手として中田がマウンドへ。ここで中田は亀沢を2ボール2ストライクと追い込んだところで悪送球。捕手の会沢が手前で弾んだボールを捕球できず後逸。この間に福田が生還し、中日に3点目が入った。

 7回は又吉、8回はロドリゲスと無失点で継投。しかし9回にマウンドに上がった鈴木博がピリッとせず。先頭の野間に内野安打を許すと続く鈴木誠には死球。5番・バティスタには左線に適時二塁打を浴び1失点。無死二、三塁で一打同点のピンチを招く。

 6番・長野を空振り三振。代打の安部は二ゴロで打ち取るも再び1失点。2死三塁と依然ピンチの状態で再び代打の西川を左飛に抑え、辛くも中日が逃げ切った。鈴木博は苦しみながらも今季2セーブ目を挙げた。

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