オリ西 いてまえユニで男前2勝 9カード目で初戦勝利

[ 2018年4月29日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス3―1ソフトバンク ( 2018年4月28日    京セラD )

<オ・ソ>近鉄の復刻ユニホームで力投する西は7回を4安打1失点で2勝目を挙げた
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 オリックスが28日のソフトバンク戦で球団ワースト記録に終止符を打った。今季初の本拠地登板だった西勇輝投手(27)が7回を4安打1失点に抑える力投で2勝目。開幕から9カード目で初めて初戦を制した。「KANSAI CLASSIC 2018」の初日。1978〜96年に近鉄が着用していた復刻ビジター用ユニホームを身にまとい、負のスパイラルを断ち切った。

 西は脳裏をかすめた悪夢を気迫で封じ込めた。初回2死一塁。内川のゴロが差し出したグラブではなく左手首付近に直撃。素早い後処理でアウトにしても表情は曇った。「痛かったし、不安もよぎった」。昨年8月22日の日本ハム戦では松本を同じ左手に当てて骨折。以降を棒に振り、11年の先発定着後では最少の5勝に終わった。「前折れたところとほとんど同じだったので怖かった」。戻ったベンチで指を動かし、無事を確認した。

 「骨折して骨が強くなったのかな」。強い思いで再びマウンドへ。2回に同点を許しても3回以降の5イニングをわずか1安打に封じた。7回1死一塁では松田の投ゴロを処理して踏ん張って一塁へ送球。右足を気にするそぶりを見せても「足も大丈夫です」と心配する声をさえぎった。

 「自分の中では調子がよくなかった割にコントロールが大きな乱れなくいけた。中盤からは自分らしいピッチングができた」

 京セラドーム大阪での安定感は抜群だ。昨季も9度の先発で3勝3敗ながら防御率2・38。昨季マウンドに上がった計8球場の中でも最高の数字だった。今季は初の本拠地見参で、開幕投手を任された真価を示した。

 開幕から8カード連続で敗れていた初戦を制し、「KANSAI CLASSIC 2018」の初日も飾った。福良監督も「粘りのピッチングだった。西の持ち味が出た」と褒め、「なかなか頭が取れなかったから」と目を細めた。(田中 貴久)

 ▼オリックス・大城(復刻ユニホームを着用して5回に1号決勝弾)ボール先行だったので思い切りいった。近鉄は打つイメージがある。いつもと違い、新鮮な感じだった。

 ▽1978〜1996年の近鉄 79年前期優勝の近鉄は後期優勝の阪急とのプレーオフも制して球団創設以来初の優勝。広島との日本シリーズは第7戦で「江夏の21球」の前に惜敗した。88年は2連勝が優勝の絶対条件という川崎球場のロッテとのダブルヘッダーで、2戦目に引き分けて涙。翌89年にオリックス、西武と三つどもえの混戦を制して雪辱した。

 ▽KANSAI CLASSIC 13〜15年に「OSAKA CLASSIC」として開催。オリックスが04年に吸収合併した近鉄バファローズ、ソフトバンクが前々身の南海ホークスと、大阪府にルーツを持つ球団の復刻ユニホームで対戦する企画で、17年よりオリックスの前身・阪急ブレーブスの復刻ユニホーム企画を統合した「KANSAI―」となった。今回オリックスは近鉄ユニホームのソフトバンク3連戦の後、5月1〜3日に阪急ユニホームで西武と3連戦を行う。

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