川上氏「叱咤激励受けた」王氏「一番いい時代をご一緒」

[ 2011年8月16日 06:00 ]

王貞治・ソフトバンク球団会長も正力氏の死を悼んだ

巨人軍名誉オーナー、正力亨氏死去

 正力亨名誉オーナーの訃報にV9を成し遂げた川上元監督や王氏が故人の死を悼んだ。

 ▼川上哲治氏 お亡くなりになったと聞いて、驚くと同時に監督当時のさまざまな思い出がよみがえってきます。私とは同世代。?咤(しった)激励を受けながらV9街道を突き進んだものです。引退後も何かと心をかけていただき、毎年のように東京ドームに招待していただき楽しく語らうこともできました。体調が優れない、という噂を耳にして心配していました。心からご冥福をお祈りします。

 ▼ソフトバンク・王貞治球団会長 巨人軍の伝統を最も強く受け継がれ、率先してわれわれを導いていただいたことがV9につながったと思っています。一番いい時代をご一緒に過ごせたことは、私にとっての誇りでもあります。野球界における正力さん2代の功績はさん然と色あせることなく、私たちの胸に深く刻まれ、いつまでも語り継がれていくことでしょう。また仲人として門出を祝っていただき、公私ともにお世話になったことも忘れられない思い出の一つです。心からご冥福をお祈りいたします。

 ▼張本勲氏(巨人OB=スポニチ本紙評論家)日本のプロ野球界にとっては巨星墜(お)つ、ですね。V9のときのオーナーですから大変な功績です。私は巨人に移籍したときにお世話になり、現役を辞めてゴルフを始めた頃に読売カウントリーで一緒に回り「もう少しうまくなれ」と言われたのを覚えています。韓国プロ野球が誕生した1982年には日本ハムの大社オーナー(先代)、長嶋さんと一緒に韓国へお供させていただきました。92歳…。ご苦労さまでしたと言うしかありません。

 ▼中畑清氏(巨人OB=スポニチ本紙評論家)ジャイアンツを心の底から愛したオーナーでした。私はなにかと目をかけていただき、現役を引退したときは奥様とお2人で私たち夫婦を四谷の料亭に誘ってくださいました。ねぎらいの言葉とともに「必ずうち(巨人)に戻ってきてくれよ。日本テレビへの就職も頼むぞ」と言われたのをきのうのことのように覚えています。私にとっては親同然のオーナー。ありがとうございました、お疲れさまでしたというしかありません。

 ▼槙原寛己氏(巨人OB=スポニチ本紙評論家)私が入団した頃は毎年開幕前にオーナー主催の食事会があり、食事が始まる前に20分ほど訓示をいただきました。いつも「巨人軍の選手たる者はかくあれ」という話を熱く語ってもらい、おいしい料理を前におなかをすかしながらも、巨人軍の伝統や歴史を感じたものです。

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