長曽根ストロングス 6年ぶり奪還!最多4度目V

[ 2011年8月16日 06:00 ]

<長曽根ストロングス・守山ボーイズ>4度目の優勝を飾った長曽根ストロングス

全日本学童軟式野球大会決勝 長曽根ストロングス(大阪)13―1守山ボーイズ(愛知)

(8月15日 神宮)
 神宮球場で決勝を行い、出場9度目の長曽根ストロングス(大阪)が、エース西川愛也(6年)の投打にわたる活躍などで守山ボーイズ(愛知)を13―1で破り、05年以来6年ぶりの4度目の日本一に輝いた。チームが持つ最多優勝記録を更新した。また、大阪勢としても全国最多となる9度目の優勝となった。
【結果】

 チーム名の「ストロングス」そのままの圧倒的な強さで6年ぶりに王座を奪還した。熊田耐樹監督は13―1の圧勝に「(優勝候補として)マークされ、やりにくかった。ここまでの大差は予想しなかった」とうれし泣き。気温35度の神宮球場で、ナインの手によって何度も宙を舞った。

 初回に先頭の西川が左越え二塁打。敵失の間に三塁へ進むと、内野ゴロの間にあっさり先制。圧巻は2回だ。1死から2四球をはさんで単打5本を集中させて一挙5点のビッグイニングで試合の流れをつかんだ。ベンチ入りメンバー20人中17人を起用する全員野球で全国の頂点に立った。

 出場9度目。決勝進出5度目という経験も大きな武器となった。「緊張しなかった。(試合内容は)完璧だった」と西川が振り返ったように、大舞台でもナインは冷静そのもの。準決勝まで5試合で51点を挙げていた強打の守山ボーイズをわずか1点に封じ込めた。1回戦から計6試合で失点わずか3と堅守ももり立てた。

 競技人口30万人、全国1万5000チームが参加した「小学生の甲子園」。6年ぶりに頂点に返り咲いた指揮官は「5回目(の優勝)いきますよ」と早くも来年の全国制覇も宣言していた。

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2011年8月16日のニュース