終盤に最速149キロ プロ注目 吉永 智弁和歌山から12奪三振

[ 2011年8月16日 18:01 ]

智弁和歌山戦に先発した日大三・吉永

第93回全国高校野球選手権大会3回戦 日大三6―4智弁和歌山

(8月16日 甲子園)
 2回戦の開星戦で15安打8失点と不本意な出来だった日大三のエース、プロ注目の吉永が、2試合連続2ケタ得点の智弁和歌山を相手に12三振を奪い、4点に抑えて、8強に進んだ。

 初回、ストレートとシンカーのコンビネーションで3者三振のスタート。ストレートは145キロ前後を常時記録した。

 中盤以降は開星戦同様、直球が高めに浮き、スライダーも甘く入ったところを痛打され、ベンチの小倉監督も気が気ではなかったが、8回には最速149キロで三振に仕留め、9回には2者連続三振。エースの意地をみせた。

 「シンカーとスライダーを低めに集められたのが良かった」と笑顔の吉永。1点差に迫られた7回に走者を三塁に置いて女房役の鈴木がファウルフライを好捕。8回にも盗塁を刺してエースを救った。「鈴木に助けられました」と、自分だけの力ではない勝利だったことを強調した。

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2011年8月16日のニュース