原監督 巨人入りの恩人・正力氏へ逆転V誓う

[ 2011年8月16日 06:00 ]

亡くなった巨人軍名誉オーナー正力亨氏について語る原監督

 巨人・原辰徳監督(53)は、15日に敗血症のため死去した正力亨名誉オーナー(享年92)に贈る逆転優勝を誓った。チームはここ10試合で8勝2敗と復調気配で、首位ヤクルトとは4・5ゲーム差にまで迫っている。プロ入り以来お世話になった恩人の墓前に最高の報告をするために、残り52試合を決死の覚悟で戦う構えだ。

 恩人の突然の悲報に、原監督の表情は険しかった。きょう16日からの中日戦(ナゴヤドーム)に向けて、名古屋入りする前の新横浜駅で報道陣に対応。「いろいろ影響力のあった、そしていろいろ教育を受けた恩師の一人。優勝報告?それができたらいいなと思います。勝負はこれからですから」と短い言葉に決意をにじませた。

 原監督は東海大相模3年だった76年ドラフト直前に進学を表明したが、当時オーナーだった正力氏はそのドラフト直後にいち早く4年後の原獲得を明言してくれた。その言葉通り、80年ドラフト1位で東海大から巨人に入団すると、以降現役を引退するまでオーナーを務めた同氏には温かく見守ってもらってきた。2年前、球団事務所で会ったのが最後となったが「私個人としてもジャイアンツの選手としてもかなり影響を受けた方ですから」と感謝の気持ちは誰よりも強い。

 シーズン前半に低迷したチームは打撃陣の復調で8月は9勝3敗。14日の広島戦(東京ドーム)で勝率5割に復帰した。きょう15日からの中日3連戦後は、4・5ゲーム差に迫った首位ヤクルトとの大事な3連戦(東京ドーム)が控えている。

 「少し手応えを感じてきています」と指揮官もチームには上昇気配を感じ取っている。シーズンオフに墓前へ最高の報告ができるよう、悲報を乗り越えて逆転優勝に向けて突き進む。

 ▼巨人・岡崎ヘッドコーチ 入団したときのオーナーだったし、結婚式にも来ていただいた。いつも頑張ってくれ、頼むという言葉をかけていただいた。

 ▼巨人・斎藤投手コーチ 若いときに“頑張れよ“と励ましてもらった。(自分が)たくさん話せる立場ではなかったけど、僕のことを知ってくれていてうれしかった。残念です。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2011年8月16日のニュース