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IOCバッハ会長、ワリエワ問題で年齢制限の可能性を示唆 選手には不正告発の勇気求める

[ 2022年2月18日 13:12 ]

女子フリー、涙を流して引き揚げるワリエワ(中央)=撮影・小海途 良幹
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 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が18日、北京市内のメインメディアセンターで、北京冬季五輪開幕後初の記者会見を開いた。

 質疑応答では、昨年12月のドーピング違反が判明しながら五輪出場継続が認められたフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)について「そもそも出場させるべきではなかったのでは」と質問が飛んだ。IOCはワリエワの暫定資格停止解除に不服を申し立てたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が却下していた。

 バッハ会長は「上訴が棄却された。法の支配を尊重しなければいけない。歪曲すれば国際スポーツ大会は成り立たない。受け入れざるを得なかった」と断った上で、「未成年がシニア大会に出場する際のルールを取り扱わないといけない。IOCで既に作業を始めている。まずはWADAのルールに適応させるか否か。IF(各国際競技連盟)も見ていかなければいけない。最低年齢を設けるべきか、適切か。本来はIFが見るべきだが、我々がイニシアチブを取っていきたい」と年齢制限に動く可能性を示唆した。

 また、CASの裁定に対する不満や、ドーピング違反を防ぎきれない現状への苛立ちも口にした。「個人的意見だが、反ドーピングは公平性を担保するためにある。同じルールが全ての人に適用されなければいけない。北京では大会にフォーカスしたが、フォローアップが必要だ。もう1つはアントラージュ(アスリートがパフォーマンスを最大限発揮できるように協力する関係者)の問題。アントラージュに問題があった場合、取りうる措置はかなり限定的だ。警察ではないので尋問はできないし、訴追ができない。制裁措置も限られている。組織的なたくらみ、大臣が関わったケースもあった」と述べた。さらに「ドーピングが起きた場合、アスリートだけが関わったケースは極めてまれだ。アントラージュが関わっている。アスリート自身が事実を暴露せず、誰から提供されたと聞くと、覚えていないと答えが返ってくる。アスリートがもっと声をあげて、告発してくれることを望んでいる。今はツールがあるので、アントラージュを暴露してほしい」と訴えた。

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