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森敏氏 壮絶スパート勝負に対応したアンカー山本の走りが銅メダルの決定打

[ 2022年2月18日 05:30 ]

北京五輪第14日 ノルディック複合団体 ( 2022年2月17日    河北省張家口・国家スキージャンプセンター )

両手を上げてゴールするアンカー山本(AP)
Photo By AP

 【複合斬る・森敏】メダル獲得の理由はいくつも思い浮かぶが、決定打はアンカー山本の走りだ。個人戦では前半飛躍で上位につけながら後半距離で順位を落としたが、ジュニア時代からアグレッシブな走りが持ち味。団体戦は5キロで、最後のスパート勝負なら対応できるという首脳陣の計算もさえたし、期待に応えてくれた。

 条件に恵まれなかったジャンプは4番手。走力上位のノルウェー、ドイツではなく、表彰台争いのターゲットをオーストリアとし、3番手に速い選手を起用してくることまで見越した渡部暁の使い方だったが、ここで離せず、山本につないだ時点では並走。計算通りにいかない中での28年ぶりのメダルは、次代につながる。

 1990年代の黄金期は前半飛躍でリードして逃げ切りが多かった。今回は最後まで競り合っての逆転劇で、競技の面白さが伝わったと思う。抜群に滑ったワックスもメダルを後押しした。日本の選手、スタッフ全員に「おめでとう」と「ありがとう」を伝えたい。(ノルディック複合五輪2大会連続代表、東海大スキー部ノルディック担当監督)

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