日本代表ロコ・ソラーレ、3点リードで後半へ　藤沢が流れ呼ぶスーパーショット　準決勝スイス戦

北京五輪第15日・カーリング女子準決勝   日本─スイス （ 2022年2月18日    国家水泳センター ）

準決勝のスイス戦に臨む藤沢五月（AP）
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　カーリング女子の準決勝が18日に行われ、18年平昌五輪銅メダルで世界ランク7位の日本（ロコ・ソラーレ）は世界ランク2位のスイスと対戦。前半を5─2で折り返した。

　17日の1次リーグ最終戦で4─8で敗れたスイスとの再戦。その試合でミスショットを連発したスキップの藤沢五月は泣いた。敗戦から20分後に、準決勝進出を知らされ「神様が与えてくれたチャンス。自信を持って投げたい。自分たちの試合をしっかり、泣いても笑っても2試合なので、頑張ります」と話した。「自分たちらしさを」。その思いをぶつけた。

　序盤から我満の展開となった。0─1で迎えた後攻の第3エンド。藤沢のラスト一投が外れれば、相手に3点を与えかねない状況で、何とか1点を奪取した。

　1─2で迎えた後攻の第5エンドにビッグチャンスが訪れた。藤沢が最後の一投でダブルテークアウトで一挙4点をとり、5─2で前半を折り返した。守りの固いスイスから1つのエンドで4得点するのは、今大会初めてとなった。

　緊迫した展開の中でも、一投ごとにお互い氷の状況を確認。さらに吉田知那美からも「初めましてのコース行こうかな」などと、準決勝の大一番の中でユーモアあふれる声掛けも出るなど、自分たちのカーリングに集中した。