駒大ルーキー佐藤条二が1区区間新「良いデビュー戦になった」

[ 2021年11月7日 11:53 ]

全日本大学駅伝 ( 2021年11月7日    愛知・名古屋市熱田神宮~三重・伊勢市伊勢神宮8区間106・8キロ )

 東京五輪代表の三浦龍司(順大2年)が前回大会で区間記録を樹立した最短1区(9・5キロ)で、またもルーキーが躍動した。9キロ過ぎに駒大の佐藤条二(1年)がスパートをかけ、27分05秒の新記録で区間賞を獲得。「出雲でメンバーにも入れなくて凄く悔しい思いをしたので、この全日本で区間賞が獲れて良かった。個人としては良いデビュー戦になったのかな」と胸をなで下ろした。

 吉居大和(中大2年)ら実力者がそろった中で堂々の三大駅伝デビューだ。大八木弘明監督の指示で時計は外して臨み、「無心で走れたので逆に良かった。吉居さんとか(国学院大の)島崎さんの顔を見てここだと思ったところで仕掛けた。(タイムは)ゴール後に聞いてびっくりしました」と振り返った。

 駒大でエース・田沢廉(3年)ら学生トップクラスの選手と汗を流し、才能を磨く。田沢からは寮生活の掃除などで注意を受けることもあるといい「ちょっと怖い」と苦笑いしつつ「走りで引っ張ってくれて、行動も伴っているので頼もしい。しっかり見てくれていて練習で“頑張ったな”と声を掛けてくれる」と刺激を受けている。初の箱根に向けては1区を希望し「20キロ超えるので1カ月半でしっかりスタミナをつけて距離に対応できるようにしたい」と意気込んだ。

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