日体大が7年ぶりに学生相撲日本一 一昨年の学生横綱・中村が準決勝、決勝で大活躍

[ 2021年11月7日 18:49 ]

全国学生選手権の団体戦決勝で近大に勝利し、優勝を決めた日体大の中村泰輝
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 第99回全国学生相撲選手権大会が7日、堺市であり、日体大が7年ぶりに団体戦を制した。前日、学生横綱に就いた川副圭太(4年)らを要する日大との準決勝。5人対抗を2連敗から3連勝で勢いに乗ると、地元近大との決勝は先鋒から3連勝であっさり頂点に立った。

 日体大で共に中堅を務めたのが中村泰輝(3年)。3番手として日大戦で流れを変えると、近大戦では試合を決めた。一昨年、1年で学生横綱に輝いた1メートル97、175キロの大器は「僕が負けたら4年は終わる。何の責任も取れないし、挑戦者の気持ちで行きました」と日大戦での意気込みを振り返り、新年度からは主将を務めるとあって「来年のきょうには自分たちも引退。しっかりやります」と早くも自覚十分。前日の個人戦でベスト8止まりの悔しさもぶつけての栄冠だった。

 「団体戦の5人に4年生で唯一入った。4年の意地を見せてくれた。ミラクルボーイは今関です」。斎藤一雄監督(53)が称えたのが副将の今関俊介(4年)。1メートル73、98キロの小兵だが、日大戦では中村に続いて勝ち星を挙げて逆転勝ちに貢献した。卒業後の角界入り志望を明かし、「部屋はまだ決まってません。プロへ行くためにも体を作り直して出ます」と全日本選手権(12月5日、両国国技館)への出場を明かした。

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2021年11月7日のニュース