新垣比菜 球の5センチ手前をシャロ―に振り抜く意識

[ 2021年11月7日 05:30 ]

スポニチ主催女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第3日 ( 2021年11月6日    滋賀県 瀬田GC北C=6616ヤード、パー72 )

8番でアプローチショットを放つ新垣比菜(撮影・成瀬 徹)
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 【名手のこだわり(3)】かれんな笑顔でファンを魅了する新垣比菜(22=ダイキン工業)はバンカーショットの名手でもある。

 グリーンサイドのバンカーに入ってから2打以内でカップインする確率を示すサンドセーブ率は55・6604%でランク2位につける。19年の43位(42・2222%)からジャンプアップした。

 その理由を聞いてみると「ショットの調子がひどくて、バンカーに入ることが多く(バンカーショットの)イメージが湧くようになった。難しいライや難しいピン位置でもイメージが湧く。慣れですかね」とはにかんだ。

 大切にしているのはイメージ。打つ前に球の高さ、落とす場所を明確に頭の中に描く。キャリーの距離は振り幅とフェースの開き具合で調整。球の5センチ手前にヘッドを入れる。「(以前は)突き刺すように振っていたけど、深く入れないように」とシャローに振り抜くことを意識している。

 ウエッジは50度と58度の2本態勢。今年から新しいモデルに替えた。オフに数種類を試した上で、タイトリストのボーケイをバッグに入れた。気に入ったのはバンス(ヘッドのソール部分の出っ張り)。「(砂に)刺さらない感じが良い。しっかり打ち込める」。バンカーだけでなく芝からのアプローチでも助けられているという。

 「最近はうまく寄せられていないんです」と首をかしげる新垣。満足することなく腕を磨いている。 

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2021年11月7日のニュース