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スイス シャキリのハットで快勝!2大会ぶり決勝T進出

[ 2014年6月26日 06:52 ]

<スイス・ホンジュラス>ハットトリックを決め、喜ぶシャキリ(右)=AP

W杯1次リーグE組 スイス3―0ホンジュラス

(6月25日 マナウス)
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会第14日は25日(日本時間26日)、1次リーグ最終節の4試合が行われ、混戦のE組ではホンジュラス(FIFAランク33位)とスイス(同6位)が対戦。スイスは前半に2ゴールを挙げたMFシャキリが後半も追加点を奪うハットトリックの活躍で快勝。2勝1敗の勝ち点6とし、E組2位通過を決めた。7月1日(同2日)の決勝トーナメント1回戦ではF組1位のアルゼンチンと対戦する。

 最終戦まで全4チームに1次リーグ突破の可能性が残った混戦のE組で、2位に滑り込んだのはスイスだった。

 20日のフランス戦では、前半開始早々にDFの柱であるフォンベルゲンが負傷退場すると、自慢の堅守が崩壊。5失点の大敗を喫し、さらにフォンベルゲンはチームを離脱する事態となった。ヒッツフェルト監督は「16強入りできるかは自分たち次第だ」とチームを引き締め直し、2大会ぶりの決勝トーナメント進出に奮起を促した。

 その期待に選手が応えた。落ち着いた試合の入りをみせると前半6分、右サイドから中央に切れ込んだシャキリがエリア外から左足を振り抜く。シュートはゴール左に突き刺さり、早い段階で先制点をものにした。

 勢いづいたスイスはさらに同31分、カウンター攻撃からドルミッチが左サイドを駆け上がり、中を走るシャキリにパス。シャキリはGKとの1対1を冷静に決めて、この試合2得点目を奪った。

 2点リードで折り返したスイスは後半、運動量の低下とともにホンジュラスに攻め込まれる場面が増えるが、懸命の守りでリードをキープ。すると26分、再びカウンターからシャキリがゴールを決めて、ハットトリックを達成した。

 3―0での快勝。スイスは4年前の戦いにも決着をつけた。両チームは10年南アフリカ大会でも1次リーグで同組に入り、くしくも6月25日の第3戦で対戦。スコアレスドローに終わり、ともに決勝トーナメント進出を逃していた。時を経ての再戦。その結果はくっきりと明暗が分かれた。

 ホンジュラスは後半、何度もスイスゴールに迫りながら、最後までゴールを割れなかった。2分け1敗だった82年スペイン大会、1分け2敗に終わった10年南アフリカ大会に続き、3回目のW杯出場も未勝利のまま1次リーグ敗退となった。

 
 

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