ギリシャ “2・2%の奇跡”日本が逃した●△から決勝T

[ 2014年6月26日 05:30 ]

<ギリシャ・コートジボワール>後半ロスタイム、決勝PKを決めたサマラスに抱きついて喜ぶギリシャイレブン(AP)

W杯1次リーグC組 ギリシャ2―1コートジボワール

(6月24日 フォルタレザ)
 どんな神話よりもドラマチックな幕切れが、ギリシャを初の決勝トーナメント進出に導いた。後半ロスタイム、PKを得たサマラスが自ら沈めて劇的勝利。04年の欧州選手権優勝も経験している37歳の主将カラグニスは「最後に神様が私たちを救ってくれた。感謝したい」とまくし立てた。

 ドラマは悲劇から始まった。16強へ勝利が絶対条件の中、前半12分にDFコネが脚を痛めて交代。12分後には腰を痛めたGKカルネジスもピッチを去った。試合序盤で2人の交代枠を浪費する事態。勝利の女神から見放された。それでも伝統の堅守速攻を貫き、前半42分に、コネに代わった今大会初出場のMFサマリスが先制。後半29分に追い付かれても諦めなかった。敗退へ秒読みが始まった48分、サマラスがペナルティーエリアで倒され、神話は完結した。

 12年6月22日の欧州選手権のドイツ戦以来、代表では2年ぶりとなるゴールで女神を振り向かせたサマラスは「国民の笑顔を取り戻したかった」と言った。放漫な財政運営が原因で経済危機が続くギリシャ。チームも一般客と同宿という待遇に耐え、出場枠が32カ国になった98年大会以降で2・2%の確率だった「初戦敗戦、2戦目引き分け」からの逆転突破を果たした。

 愛煙家で知られるサントス監督は試合後、「今からワインとたばこでお祝いだ」と宣言。勝利の美酒に酔いしれたイレブンが、次はどんな神話をつくるのだろうか。

 ≪出場3回目でついに!≫ギリシャが後半48分の勝ち越しゴールでコートジボワールを下し、出場3回目で初の決勝トーナメント進出。1次リーグ初戦はコロンビアに0―3で敗戦、2戦目は日本と0―0のドロー。●△から3戦目の○で、決勝トーナメントへ進出できたのは02年のトルコに次いで2チーム目(出場32カ国となった98年以降)。初戦●からの1次リーグ突破は8・7%の厳しい確率だったが、見事にクリアした。

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