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【五輪最終予選】延長戦で千金勝ち越し弾!FW細谷、アシストの荒木に感謝「うまく出してくれたので」

[ 2024年4月26日 02:03 ]

サッカーパリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会準々決勝   日本4―2カタール ( 2024年4月25日    ドーハ )

<U-23日本代表・U-23カタール代表>延長前半、細谷(手前)はゴールを決める(撮影・小海途 良幹)
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 大岩ジャパンがパリ五輪切符に王手をかけた。25日の準々決勝で、日本は延長戦の末、4―2で開催国カタールに勝ち、4強入り。完全アウェーの中、試合開始2分にMF山田楓喜(22=東京V)が先制ゴール。相手退場で数的有利となりながら一時逆転を許す苦しい展開も追いつき、延長前半11分に細谷真大(22=柏)の今大会初ゴールで勝ちこして強敵を振り切った。29日(日本時間30日)の準決勝で勝てば8大会連続の五輪出場が決まる。

 前後半のアディショナルタイムを入れれば実に140分に及ぶ死闘を制して五輪切符に王手。延長戦で値千金のゴールを決めた細谷は「太郎(荒木)が前を向いた瞬間に自分もポジションを取ろうとしたので、うまく出してくれたのであとは落ち着いて流し込むだけでした」とスルーパスでアシストしたMF荒木に感謝。

 「チームを勝たせたいという思いもあったしスペースもあったので、そこは自分の武器なのでそこを突いていこうというのはチーム全体で話していたので、もっと動き出せたしもっと得点に絡めるように頑張っていきたい」と早くも次戦を見据えた。

 29日(日本時間30日)の準決勝ではイラクーベトナムの勝者と戦う。細谷は「優勝しかないのでしっかりいい準備して臨みたい。次も勝って優勝したいと思っている」と意気込んだ。

 日本はキックオフからわずか65秒、MF山田が右サイドから中に切れ込み、ペナルティーエリア手前から左足を振り抜いて豪快なミドルシュート。勝てばパリ五輪切符獲得へ王手となる大一番で、“最終予選歴代最速弾”で幸先よく先制に成功した。

 しかし同24分に痛恨の失点。左クロスに反応したFWラウィがDF関根に競り勝って打点の高いヘディングシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻した。日本は同41分、GKアブドラハが一発退場となって数的優位を得たが、後半4分にセットプレーから逆転ゴールを許す苦しい展開となった。

 それでも同22分、右CKからDF木村がヘディングで同点ゴール。2―2のまま突入した延長戦では、前半11分に荒木のスルーパスに反応したFW細谷が相手GKの股を抜く右足シュートを決めてついに勝ち越しに成功した。延長後半8分には途中出場のFW内野航がMF川崎のシュートのこぼれ球を押し込み、勝利を決定づけた。

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