ブッフォン「むごい現実」…大会後も私生活で“敗北感”待つ

[ 2014年6月26日 12:38 ]

<イタリア・ウルグアイ>敗戦にうつむくGKブッフォン

W杯1次リーグD組 イタリア0―1ウルグアイ

(6月24日 ナタル)
 イタリアの2大会連続1次リーグ敗退を告げる笛は、敵陣で聞いた。終盤必死の攻撃参加も実らず、GKブッフォンはピッチに視線を落とした。主審の判定に批判の声が上がる中、背番号1の主将は「2試合で1点も取れなかった現実を直視すべき。確かに主審は助けてくれなかったけど、敗因を誰かに求めてはいけない」ときっぱり語った。

 前半33分にスアレス、ロデイロの連続シュートを立て続けにセーブ。後半21分にもスアレスの決定的なシュートを右手一本ではじき出した。今大会初めて敗戦チームからマン・オブ・ザ・マッチに選出されたが、何の慰めにもならない。大会直前に左足首を痛めチームがイングランドに勝った初戦は欠場。出場した2試合はいずれも敗れた。4年前も引き分けた初戦のパラグアイ戦で負傷退場しており、世界一に輝いた06年大会後はW杯で2大会続けて勝利に貢献できなかった。

 そもそも、大会前からケチがついていた。5月9日にサッカー番組の女性司会者とミラノ市内の高級マンションで“お泊まり”した現場を撮影され、不倫が発覚。同20日には、11年に結婚して男児2人をもうけたアレナ夫人との離婚が早々と発表された。代表合宿初日の発表に、プランデッリ監督は「今後の戦い(W杯)への決意の表れではないか」と話したが、大変なのはこれからだ。

 ブッフォンは年俸400万ユーロ(約5億5500万円)を含む1年間の総収入が1240万ユーロ(約17億2000万円)と言われ、他にもマンションや別荘など不動産を大量に所持。自身に非があるため、離婚調停ではこれらの財産の多くを分与する覚悟が必要だ。「最後はむごい現実と向き合わざるを得なかった」と振り返った大会後、またも敗北感を味わうことになりそうだ。

 ◆ジャンルイジ・ブッフォン 1978年1月28日、イタリア・カッラーラ生まれの36歳。95年にパルマのトップチームに昇格し、セリエAデビュー。01年にユベントスへ移籍して5度のリーグ制覇に貢献。03年にはGKとして初めて欧州CLでMVPに選ばれた。イタリア代表は97年にデビューし、出番がなかった98年大会を含めW杯に5度出場。優勝した06年ドイツ大会は最優秀GKに選出。代表通算142試合117失点。1メートル90、83キロ。

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