【オシム分析2】結果出せなかった理由は日本自身の内部にある

[ 2014年6月26日 11:30 ]

<日本・コロンビア>前半、競り合う本田

 主力選手が目標に掲げた優勝どころか、1次リーグ突破すら果たせなかったザックジャパン。惨敗の原因は何だったのか、日本に足りないものは何だったのか。厳しい結果の中にも収穫はあったのか。元日本代表監督の名将イビチャ・オシム氏(73)が、日本の戦いぶりを鋭く分析した。

 【結果を出せなかった理由】

 今大会、日本は不本意な試合が続いていたが、3試合目にようやく、南米の強豪国に勇敢に挑戦し、一時は相手を少し慌てさせるほどの健闘を見せた。しかし、敗戦は敗戦。1次リーグ敗退という結果は、しっかりと見つめる必要がある。

 主な原因は相手が強かったことよりは、日本自身の内部にある。コートジボワール戦はドログバが投入されてすぐに失点したが、この試合もハメス・ロドリゲスの交代から10分で失点した。ドログバの時のように連続失点しなかったことを良しとすべきかもしれないが、相手の交代策への対応に問題がある。状況の変化に対応できないのか。それとも、相手の「エース」を警戒するあまり、他の選手へのマークが甘くなるからか。戦術面とは別のメンタルの問題があるのか。もしそうならば、自分たちで判断する能力を磨く必要がある。監督の指示を聞くにしても、それに忠実なあまり、それ以外のことに注意が回らないのではいけない。

 日本の攻撃はあまり効果的ではなかった。本田は力みが目立った。プレーが遅く、ボールを何度も奪われた。もっとシンプルにプレーし味方と協力すれば良かった。香川は何度か鋭いドリブルを見せたが、味方とのコンビネーションが少なかった。本田の影響を受けたのかもしれない。

 大久保は相手に研究され、積極的に打ったシュートがゴールに結びつかなかった。長友は何度も攻撃に参加したものの、ギリシャ戦と同じようにクロスをはね返され、もう一つアイデアに欠けていた。何度か効果的な攻撃を見せた内田は、もっと積極的でもよかった。

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