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内田 代表引退「考えている」クラブとの両立困難か

[ 2014年6月26日 07:34 ]

<日本・コロンビア>後半、ハメス・ロドリゲス(左)に簡単に突破される内田

W杯ブラジル大会1次リーグC組 日本1―4コロンビア

(6月24日 クイアバ)
 右サイドバックでフル出場した内田が、今大会限りで日本代表から引退することを示唆した。完敗を喫した試合後、「これで代表を退くこともあるのか?」と問われると「それは考えています」と胸中を吐露。「今になって考えたことではなく、ちょっと前から考えていた」と以前から代表の舞台から去る思いを秘めていたことを明かした。

 10年から所属するシャルケでは主力として地位を築き、ブンデスリーガでは上位争いを繰り広げ、欧州CLも戦ってきた。重圧を背負いながら過酷な日々を送ってきた上に、欧州と日本の往復は大きな負担になる。クラブと代表の両立が難しくなってきたことも理由の一つとみられる。

 崖っ縁で迎えた一戦では再三、積極的なオーバーラップを披露した。前半36分、後半20分には絶妙な右クロスを送って、一時は同点となるゴールの起点になった。だが、相手の攻撃を止められずに4失点。「自分たちのサッカーをやれば勝てるけど、できなかった。相手のレベルも高い。(これが今の)地力じゃないですか」と現実を受け止めた。

 右太腿肉離れ、腱断裂からの負傷明けで迎えた今大会。出場機会がなかった10年南アフリカ大会の悔しさを晴らすかのように、3試合全てフル出場を果たしたが、チームとして結果を残すことはできなかった。19歳だった08年1月に代表デビューを飾り、国際Aマッチのキャップ数は71。キャリアを重ねてきた26歳の最終決断が待たれる。

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